ウォール・ストリート・ジャーナルは5月17日、米国で行われた一次調査に詳しい人物が墜落したMU5735便のブラックボックスのデータを分析した結果、「コックピット内の人物が機体を故意に急降下させた、つまり今回の事故は人的要因によって発生した」と明かしたことを報じました。

　一方、東方航空は3月25日の時点で、第三者のコックピットへの侵入を否定していました。

　インターネットでは以前から墜落機の張正平副操縦士が会社の待遇に対する不満からMU5735便を道連れに自殺したのではないかとの憶測が広がっていました。

　また、インターネットで拡散された同副操縦士の遺書には習近平政策に対する不満が綴られていたほか、センシティブなテーマにも触れられていました。

　ジャーナリストの大字さんは、墜落事故が第20回全国代表大会の前に発生したことを挙げ、墜落事故の背後には中国民航系統の「打倒習近平」に関する内部闘争が関わっている可能性が高いと分析しています。

【ジャーナリスト大字氏談】

　中共が素直にブラックボックスを米国に引き渡しました。

　一方、海外ではその前から墜落機は張正平副操縦士が原因だったと報じられていました。

　そして張正平副操縦士は習近平の政策に対し不満を抱いていました。

　一連のことはその動機が比較的明らかだと感じています。

　まるで事故が人為的に発生したことを米国側が調査して明らかにするのを待ち、米国の調査のために道をつけてやり、米国の口を借りて真相を語らせたように見えます。

　だから私はやはり今回の件は、中国民航のテリトリーの政治的反対派が行った『反習近平』の操作だったとの考えに傾いています。