伊藤貫先生が語る 日本人が知らない『日本国憲法』の嘘!

メッセージ
この嘘を信じる振りをしている限り日本は潰れます

この三つの嘘を信じるフリをしている限り日本は潰れます

 今日は、以前日本の外交政策っていうか、日本の国家のあり方に「3つの巨大な嘘がある」ということを喋ったところ、これは重要だから日本に帰ってきて喋ってほしいという事で、日本の過去 77年間の国家のあり方と、それから外交政策・国防政策が基本的に嘘で塗り固められているということについてお話しします。


 この嘘にはまり込んでるのは、朝日とか、毎日とか、岩波とかという左翼だけじゃなくて、保守がどっぷりと嘘に浸かっているんですね。


 自民党も外務省も防衛省も自衛隊も読売も産経も日経も、その嘘を信じる振りをしている。


 この嘘を信じる振りをしている限り、日本は潰れます。


 これは後の方で言いますけれども、運が悪けりゃ来年潰れます。


 どんなに運が良くても、十数年後には日本は潰れます。


 日本は 77年間も嘘を自己欺瞞してきたんだから、これは潰れて当然ということが言えるわけです。


 この3つの嘘を分かり易く言うと、まず最初に「アメリカが作った憲法が嘘である」と言うことです。


 Legitimacy-つまり正当性(道理)がない。



 2番目が、日米同盟っていうのは、いわゆる同盟ではない。


 これはアメリカが仕組んだ「日本を永遠に独立国にしないための構造である」ということです。


 日本を永遠にアメリカの衛星国にするための構想なわけですね。


 後で説明しますけれども、1947年の国務省のポリシー・プランニング・ビューローの文章には「日本は永遠にアメリカの衛星国として機能させる」 とあります。


「日本は真に独立することを認めない」と、1947年の国務省の内部文書に書いてあるわけです。


 だから、そんな国と同盟関係やっても本当の同盟になる筈がないんであって、これをアメリカの国際政治学者は、『 Double containment alliance 』と言って、『二重封じ込め同盟』って呼んでるんです。


 要するに、日本を独立国に独立させないための同盟関係なんですね。


 これが2つ目の日米敗戦後の日本の嘘です。


 3つ目の嘘が「核の傘」ですね。


 これがまあ一番厄介な問題なんですけれども、今日皆さんの前で「核の傘」がなぜ存在しないかということをお話しします。


 なぜ、外務省・防衛省・自衛隊は、そういう嘘を信じる振りをしているのか?


 この嘘を信じる振りをしている限り、日本の立場はどんどん悪くなるということを申し上げます。


 それでもし、時間があればウクライナ問題に関しても説明するつもりです。


 ウクライナ問題で僕の立場はアメリカのシカゴ大学のミアシャイマーとか、それからキッシンジャー元国務長官、それから MITのバリー・ポーゼンという軍事学者と同じで、3人ともちろん保守派なわけです。


 おかしなことに保守派のくせに3人とも反戦派なんですよ。


 今度のウクライナ戦争はやるべきではないと。


 もし始めたんだったら一刻も早く停戦に持ち込まなければいけないと。


 それは何も彼らがロシアが可哀想だからやめた方がいいって言ってるんじゃなくて、こういうバカな戦争をやると収拾がつかなくなるし、最終的にはアメリカ外交とアメリカの軍事政策に大きなダメージを引き起こすことになるからです。


 だから保守派のミアシャイマーとかポーゼンとかキッシンジャーとかが早く「止めろ」「止めろ」って言っているわけです。


 だからあの左翼が止めろってんじゃなくて、保守派が止めろっていってんです。


 だからこれは、まあ本気で言ってるわけですね。


 だから左翼っていうのはもう感情的に止めてくれって言ってるだけですから。


 保守派は国益を計算する。


 この戦争を長く続けるのはもちろんロシアには巨大なダメージを与えられますよ。


 だけどロシアに巨大なダメージを与えたからといって、アメリカは得するかというと、そうではないんです。


 だけどアメリカの今の国務省とペンタゴンは得すると思ってるんですね。


 これって後で説明しますけど、CIAは結構微妙で必ずしも得すると思ってないし、それから CIAの今の長官のウイリアム・バーンズという人は結構賢くて、これはまずいことになっちゃったと分かってるんですね。


 だから、国務省が一番太刀が悪い。


 今、国務省が一番戦争したがっています。

 最初の話題ですけれども、『アメリカが作った日本国憲法は最初から正当性がない』ということです。


 つまり『如何様である』ということを説明します。


 まず占領軍は、1946年の1月に敗戦国日本に対して大量の確か、数十万人の大量の purge of public officials(公務員の粛清)をやったわけですね。


 それで日本の公職者たちは震え上がったわけです。


 もう、自分も purge されたらたまらない。


 purge されて日本人を脅しつけて、そこから 2月4日からたった 8日間で日本国憲法を作ったわけです。


 日本国憲法を作ったのは 25人いるんですけれども、僕(伊藤貫氏)はこのうちの 2人とおしゃべりしたことあるんですね。


 1人は陸軍のまだ若手の将校で当時 27・8歳でとってもいい人でワシントンに住んでいて、彼と以前確か 1990年頃かな 91年頃から講談社にリューズとかいう大きな雑誌社があって、そこでインタビュー頼まれて彼にインタビューして話を聞いたんですけど、彼が言うには、その 25人中 law schoolの法学部で勉強した経験があるのはたった4人しかいなかったと。


 あと 21人はもうアマチュアなんですよ。


 法学部にも行ってない。


 そのうちの 4人のうち憲法学の専門家はゼロだった。


 そうすると 25人のうちの 21人が法律のことなんか法律業務なんかやったことないアマチュアが憲法をたった8日間で作っちゃったわけですね。


 この若手の将校はとってもいい人で、その占領軍憲法を作りながら、こんなことやってていいのかと、なんで俺みたいな若造が他の国の憲法を作っていいんだと。


 こんなね、図々しいことやっていいのかと、すごく疑問だったと言っていました。


 しかも、憲法 9条というのは最初から国防権を否定するもんですから、彼ら陸軍将校として、『こんなもんは最初から嘘に決まってる、日本人はまさかこんな嘘を信じないだろう』と思っていたそうです。

 しかもペンタゴンの幹部の大部分も憲法 9条に反対してたそうです。

 どうしても憲法 9条に拘っていたのはマッカーサーとケーディス大佐のこの2人で、ペンタゴンの上層部は実は反対だったんです。


 この若手の陸軍将校も反対だった。


 彼が僕に言ったのは『なんでお前たちはあんなバカな憲法をいまでもやってんだ、僕は日本の占領が終わった途端に、次の日に日本人は捨てると思ってた、なんで捨てないの?あんなのこっちが勝手に一方的に作って押し付けただけの如何様じゃないの?なんであんな如何様にいつまでも取り憑かれているんだ。』と。


 この若手の将校がそれを言った後、数日後に僕は当時ニューヨークに住んでいたケーディス大佐と電話で 40分ぐらいインタビューしたんですね。


 そうしたらチャールズ・L・ケーディス大佐が電話でもう嘘付くわ付くわ、もう嘘付きまくるわけですよ。


 彼に言わせると『憲法 9条はとんでもない、僕が考えたもんじゃない、あれは日本国民が望んだから僕は受け入れただけで、僕が発案したなんてとんでもないことだ!』と。


 僕はニコニコ笑って、ああそうですかそうですか、と言って笑ってたんですけれども、なんで笑ったかっていうと、その数日前にあった若手の将校は『チャールズ・L・ケーディス大佐ってとっても嫌なヤツだ、あいつは 1930年代はアメリカ共産党の fellow traveler(同調者)だった、とっても嘘付きで、とても嫌なやつで部下はみんな嫌ってた、だから嫌な人だから用心しろ。』という風に言われてたんですね。


 その後にチャールズ・L・ケーディス大佐に電話して嘘つくから笑っちゃったんですけどね。


 とにかくそういう経歴、経路で日本国憲法は出来てますから、最初から日本人は受け入れるべきではないし、しかも、1946年の 5月から10月まで帝国議会において討議されたということになってますけれども、当時はすでにアメリカ軍にちょっとでも反対する人は purge されてたわけでしょ。


 言論の自由もない政治家が少しでもこの憲法に反対したら purge される。


 要するに言論の自由が無くて、政治活動の自由が無くて、報道の自由も無いというところで設定された日本国憲法に Legitimacy(正統性)があるわけないんです。


 不思議なのは、未だに自民党はそのことを認めないんですね。


 なんでかって言うと結局は、あの吉田茂がこの憲法を徹底的に1950年から 54年あたりまで徹底的に利用して日本の再軍備を阻止したわけですね。


 だから吉田茂にとってこの憲法 9条っていうのは、とっても都合の良い道具だったんです。


 確かあの吉田茂は 1951年だと思いますけども、51年か 52年にダリスが日本に来た時に社会党にあの憲法改正と軍備の反対のデモまでやらせてるんです。


『お前らダリスが来たからちょっと反対してくれ』と。


 彼はダリスに『国民がこんなに反対してるんだからあの憲法 9条を変えたり再軍備するのは無理だ』という言い訳までしてるんですね。


 ご存知のようにその次の岸さんも基本的にあの巣鴨に入れられた時に CIAの側に寝返った人ですから、アメリカ政府に真正面から「この憲法は如何様だ」ということは言えないわけですね。


 しかも 57年から岸さんと佐藤栄作は CIAから大量の政治資金をもらって党内の総裁選に勝って、衆議院選挙なんかもやってましたから。


 でもずっと 57年から佐藤栄作が終わるまで、あの岸・佐藤兄弟は CIAから毎年のように大量の政治資金をもらってたわけです。


 だからそんな連中が「この憲法は如何様だ」と言うわけがないんであってね。


 だから自民党が未だに憲法改正しないのは、最初からそういう如何様に巻き込まれてるからやらないわけです。


 それが分かってても、読売も産経も何も書かない。


 まあそういうわけですね。


 とにかく、村田亮平さんが回想録書いてまして、あの村田良平回想録って言うんですけれども、これ上巻と下巻があって下巻の方がとってもいいわけです。


 ところが 残念なことに絶版になってて、しかもその第13章がとってもいいんですよ。


 あの村田さんはもう本当に、僕に言わせれば戦後の日本の外交官で本当のこと言ったのは重光さんと重光守と村田良平さんだけなんじゃないかと思っています。


 もう日本人の日本の外交官は嘘ばっかり言うんですよ。


 村田さんに言わせれば『マッカーサーとその周辺がたった 8日間で天皇の地位保全を条件に、日本政府を恫喝して現行憲法を作らせたこの憲法、現行憲法に正当性はない、日本政府はこの憲法の成立課程を国民に明瞭に示して現行の現行憲法の無効を宣言すべきである、現在の日本の抱える諸悪の半分はこのアメリカが作った憲法が根源である。』とそういうふうに書いておられます。


 これはもちろん正しいわけです。


 僕(伊藤貫)が、ちょこっとだけ村田さんと違うのは、村田さんは憲法制定会議を作って新しい憲法を作れというふうにおっしゃるんですけれども、僕は外国生活が長いもんでちょこっと僕の自分自身のあの歴史観を言います。


 僕は最近100年200年の歴史にはあんまり捉われずに、過去2500年の歴史で人類の価値判断っていうものを考える癖があるんですね。


 そういうタイプから見ると、これちょっと素っ頓狂に聴こえるかもしれないんですけれども、過去250年か270年ぐらいちょっと間違ったことやってんじゃないかというのは私の歴史感覚でありまして、現代の憲法っていうのもこれいわゆるなんですか、社会契約思想、要するに国民と政府が契約を結んでその契約のもとに憲法を作って、それで権利国民の権利をと義務を定めてっていう、あの社会契約書なんですね。


 これはホップスとかロックロックあたりから出てきてそれで18世紀の中頃のディドロとかダランベールとかルソーとかポルテールとかこういう連中がそうだそうだと言い出して、それでフランス革命やって憲法を作ったり、それからアメリカの独立して憲法を作ったりしたわけですね。


 要するに国家と市民というのは取引関係にある。


『国民がこれこれのことをやるから国家はこれこれの条件を守れ』という、あの条件闘争になっているわけですね。


 だけど過去に1500年のあのいわゆる Nation State(民族国家)がどういうふうにできたかっていう経緯を見るとこういう、わざとらしい取引をやって契約して作ったわけじゃなくて、もうちょっと自然にできてるわけですよ。


 だからイギリス人はいわゆる不文憲法と言ってわざとらしい憲法を作らずにその場その場でいろんな約束事と国王と議会と、それから国王と国民というのが約束事を作って、その約束事の積み重ねとして憲法という不文系が要するに文章をわざわざ憲法っていうわざとらしい条項にしない形で、憲法を作ってきたわけですね。


 僕はこっちの方が自然だと思うんですね。


 なんでフランス革命なんかの真似しなきゃいけないんだと。


 アメリカの独立革命ずいぶんなんかわざとらしいやり方であって、我々はこんなわざとらしいあの憲法思想とかいうのを作らない方がいいんじゃないかと。


 もう一つはここで正直に言いますけれども、あの僕は日本のマスコミを全然信用してないんです。


 日本の大学教授も信用してないんです。


 今憲法を制定会議とかで作ると、日本のアホな大学教師とアホなマスコミ人が勝手に言い出して収集がつかなくなるし、それから今の日本人に本当に憲法を作らせていい憲法を作るかどうかってこれもかなり怪しいわけですね。


 変なの作ったらろくなことないでしょ。


 だから要するに憲法書っていうのはイギリスみたいに何十年もかけて「みんなこれがいいね」と「これが居心地がいいね」という感じで徐々に徐々に形成されていくもんであって、今の日本の大学の教授とかマスコミの連中にやらせたらもうとんでもないことになる。


 しかも自民党にも感慨深い人はいないし野党はもっと酷い。


 今の自民党と野党の連中が憲法を作ると背筋が寒くなるでしょ皆さん。


 あんな連中に作られてたまるかと。


 だから僕(伊藤貫)が考えるには、とにかく今の憲法はもう76年ぐらい使ってきたんだから、これを全て今すぐ無効だっていうのは乱暴なやり方で、逆に国家の法秩序に相当な混乱を引き起こしますから、今までの憲法は憲法として一応有効に機能してきたと。


 憲法としてではなくて、有効な法律として機能してきたということを認めて、現在の憲法を法律の段階に引き下げて、それで国会で普通の法律と同じように少しずつ変えていけるようにする。


 そうすると例えば、最初の1年か2年は変えなくてもいいし、それからもちろん最初の最初に話題になるのは憲法 9条だと思うんですけれども、憲法 9条はまあさっさと廃止していいと。


 それは国会の過半数で決めればいいとして、とにかく成文憲法を今の日本で憲法制定会議をやって新しい憲法が作れるような状態ではないと思います。


 だから少しずつ国会で改正していった方がいいと、そういうふうに思っております。


 2番目が今の日米同盟は、Double containment(二重封じ込め)構造であるということの説明に行きます。


 これは例えば、信者が論文書いてて彼によればアメリカ政府は 1941年の 8月の末にすでに日本と戦争した後は日本人から永遠に軍事力を持たせないということを 8月末に決めていたんです。


 その時にカナダのニューファウンドラウンドのお気に入りプリンスオブウェールズとかいうなんか文化がなんかを止めて、その上でチャーチルとフランクリンルーズベルトが会談したらしいんですけども、その席の上でフランクリン・ルーズベルトとチャーチルは日本を叩きのめした後は二度と軍事力が持てないようにしようと、そういうふうに決めたらしいですね。


 だからもちろんパールハーバー真珠湾は 12月なわけですけれどもチャーチルとルーズベルトはもうその時にすでに日本を対米戦争に引きずり込んで叩きのめすと。


 叩きのめした後は二度と国防力を持たせないということを決めてた、ということです。


 1942年になると要するに戦争が始まったとですね

 1942年の春になるとルーズベルト大統領とソ連のモロトフ外相がワシントンで会談したんです。


 このルーズベルトモロトフ会談でもルーズベルトは日本を叩きのめして、叩きのめした後は日本にもう二度と軍事力は持たせないからとそういうふうにモロトフに言ってるわけですね。


 だからもうこの時点で 2042年の春の時点で日本が二度と軍事力を持てないようにしようと 80年前ですよね、80年前に日本の運命はもう決まってたんです。


 まあアメリカはなかなかのものです。


 そういうふうに単に日本を叩くだけじゃなくて叩いた後、叩きのめした後、どうしようかとすでにパールハーバーの 3ヶ月 4ヶ月後にはもう決めてて、ソ連に伝えてるわけです。


 そのことでアメリカの外交史の専門家であるマイケル・シェリーという人がいまして、彼がプリペアリング4THENEXTwart要するに次の戦争に備えると。


 で次の戦争は何かっていうと、第二次世界大戦が終わった後の戦争に備えると。


 でアメリカがすごいところはやはり賃料陰謀で第二次世界大戦がやってる最中にこの戦争が終わって次の戦争はどういう戦争になるだろうかと。


 だから戦争が終わった次のことを考えながら第二次世界大戦を戦ってたわけですね。


 彼によるとすでにやっぱり1942年の時点でアメリカ政府は敗戦戦争後の日本人には英からは永久に自主防衛能力を剥奪しておくと。


 で日本がちょっと独立した外交政策軍事政策を実行できない状態に留めておくと。


 これを1942年に決めてたそうです。


 ですからそれから見ると1945年に占領してきたアメリカの米軍が戦後憲法 9条を押し付けてきたのはそれほど驚きではないわけですね.

 42年に決めたわけですから。


 で先ほど言いましたように1947年の国務省のライブ文書にも戦後の日本が独立国としての運命を歩むことを許されない日本は、アメリカの衛星国としてのみ機能させるとそういうふうに書いてあるわけですね。


 だから彼らの考えること、やってることは一貫してますね。


 でDouble containment(二重封じ込め)構造と呼ばれる理由は、僕の好きなバージニア大学にメルビン・レフラーという外交史の学者がいるんですけど、彼がもう900ページぐらいのものすごい分厚い本なんプレポンダなんです。


 パワーかな圧倒的な勢力 プリパラパーという本を書いてまして、でそこで敗戦じゃなくて 1945年以降の 対日政策は一貫してダブルコンテンメント制作であると日本を コンテインメント封じ込めしておいてで封じ込められた日本をアメリカの属国として 利用して冷戦時代にはそれを封じ込めるとで冷戦が終わって終わった後は最近になると中国を封じ込めることに利用するとだから日本を封じ込において封じ込められた日本を利用して他の国を封じ込めると


 これをデュアルコンテインメントと呼ぶ人もいますまあどっちでも同じ意味なんですけれどもでえっとえっとねそれで1992年の2月にペンタゴンが ディフェンスプランニングガイダンスと いう秘密の文章を作りまして戦略文書を作りましてでこのディフェンスプランニングガイナンスって いうのは要するに1991年の末にソ連が崩壊しましたからその2ヶ月か3ヶ月後にできた秘密の国家戦略なわけですね


トップシークレットだったりも関わらずそれが2月に作成されて3月の7日か3月の7日か8日にワシントンポストでニューヨークタイムスにリンクされちゃったんですね。


 僕はそのリークをあの3月7日か4日8日に読んでもうびっくりしてでびっくり当時はあのワシントンに住んでましたから


 で びっくりしただけではなくて腹は煮えくり返る思いをしましたね。


 新聞を読んでて胃袋はカット暑くなるというのはそうあるよね経験ではないわけで


 で僕はその1992年の3月7日か8日の経験は決して忘れないと


 なぜ忘れないかっていうとこのディフェンスプランニングガイダンスによると冷戦後の日本アメリカの仮想的国はロシア・中国・日本・ドイツであると4個の4カ国が冷戦後のアメリカの仮想敵国としてちゃんと書かれているわけです。


 ペンタゴンの機密文書に要するに僕はその前から日米同盟っていうけどこれはどうもふさんくさいなと日本を封じ込めるためにやってるなと


 もうまあそれは感じてたんですけれどももうそのペンタゴンの気密文書のリークを読んで うわーここまでやるかとねあんたたちやっぱりここまでやるのと本当によくやってくれますね。


 とまぁそう思ったわけです。


 ですから現在でもこのDouble containment(二重封じ込め)政策は続いてるわけです。


 もう一度僕の大好きな村田亮平さんの回想録から引用しますと日米安保体制の本質の半分はアメリカによる日本の占領継続である日米安保条約におけるアメリカの日本防衛義務はこの条約の主な主眼ではない主たる目的ではないと。


 ことに沖縄には米軍が東アジアの制海権と制空権を握るため、そして日本本土を攻撃するために軍事基地を作ったとね。


 でこれらの基地の目的は日本の防衛にあったのではないとそういうふうに村田さんは書いておられます。


 その通りですね、でこういうことをきちんと書いてくれた村田さんに僕はすごく感謝してます。


 彼によれば日本の領土も自衛隊もアメリカにいいように都合のいいように利用され続けていると。


 しかし現在の日本人はかつての戦争で日本人に対して原爆を投下、統括して虐殺したアメリカ人が日本の領土の重要部分を我が物顔で使っていることに割り切れぬ感情すら持っていないと。


 で我々日本人はアメリカが日本を守ってやるというアメリカ側の発想を受け入れるべきではないと。


 でアメリカはすでに北朝鮮の核問題で、つまり北朝鮮の核ミサイル増産を放置してるわけですね。


 村田さんはアメリカは北朝鮮の核問題で日本を実質的に裏切っていると言っているんです。


 しかも、日本に対しては役に立つか立たないかわからない高額のミサイル防衛システムまで買わせていると。


 でさらに彼が言うには日本の核抑止力保持について、アメリカ政府は中国及びロシアと談合しており、日本の核保有だけは認めないつもりであると。


 これ彼が言っているんですよ。


 正直に本当に感謝しましょう。


 アメリカはいわゆる日米同盟のコミットイベントを突然実質上骨抜きにする恐れがあると。

 そうであるから彼は日本は自主防衛しなきゃダメだと。


 村田さんは書いてるわけです。


 しかも村田さんが何て書いてるかっていうと、僕(伊藤貫)は、これが一番面白いと思うんですけれども外務省の官僚はアメリカ政府に洗脳されており、しかも自分たちが洗脳されているということを意識していないと。


 これ中米に対して事務次官をやって駐米大使をやった村田さんが、外務省の役人たちはもうアメリカに洗脳されてて洗脳されていることがわかってないというふうに書いておられるわけですね。


 だからもちろん村田さんは日米同盟の本質がDouble containment(二重封じ込め)構造であるということはもう百も承知であるわけです。


 彼は日本は自主憲法を早急に制定して核抑止力を持つべきであると。


 でアメリカ政府が話し合いをあくまでも拒否するならば在日米軍基地の全体を求めて合わせて日本の独力によってイギリスやフランスのごとく限定した核戦力を潜水艦をベースとして保持すべきであると。


 まあ村田さんはそういうふうにお書きになっておられるわけです。


 僕(伊藤貫)は、この村田良平回想録の下巻っていうのは日本にとって非常に重要な本だと思うんですけれども、もう絶版になっちゃったしで古本屋でほとんどAmazonでも 手に入らないという。


 なんでこんな立派な方が多くの日本人に読まれてないのかと非常に不思議に思います。


 これ早くもう時間がないのでこの Double containment(二重封じ込め)構造から次の話題にも行きたいと思うんですけれども、どうしてもアメリカの学者がどういってるかっていうことをちょっと引用し ますと僕(伊藤貫)の大好きなあのシカゴ大学の宮前教授は現在の日本は議事独立国に過ぎないと。


 アメリカ軍が日本を占領し続けているから日本は独立した外交軍事政策を実行する能力を持てないようになっていると。


 で日本は潜在的には大国としての外交政策をやる能力を持っているが、それは日本においてアメリカが強力な軍事的プレゼンスを維持している限り発揮できない仕組みになっていると。


 これも要するに日本のコンテイメントのことを書いてるわけです。


 でMITの日本専門家であるジョン・ダワーっていう人がいまして、彼は『敗北を抱きしめて』っていう有名な本を書いてるんですけれどもジョン・タワーさんもすごく辛辣ですね。


 1951年のサンフランシスコ講和条約は日本を封じ込めるための体制であると。


 この体制は日本に対する「拘束衣」ほら、精神病の患者さんを縛っておく拘束衣として機能していると。


 で、日本におけるアメリカ軍の駐留は万が一日本が独立しようとした場合に備えて、アメリカによる日本の管理を確実にするために継続されている、と。


 で、彼は冷戦中の終了後、日本の対米従属製は軽減されたのではなく逆にむしろ、より一層進化されてきたと。


 で、日本の平和はアメリカの軍事マシーンの歯車の一部になっているに過ぎないと。


 で、日本人はこのようなアメリカの対日政策に対してほぼ無制限の指示を与えてきた。


 で彼としては日本はアメリカの属国となったことで自分たちの政治的な指導権を発揮する可能性を失ってしまったと。


 このように明らかに不均衡な日米関係に関して多くの日本人は「貴重な日米関係を維持するためには、日本がワシントンの命令に従うことなどお安い代償です」と述べている、と。


 日本人は自らの外交問題に関して自らの語る自らの言葉で語る能力さえ失っている、と。


 これジョン・ダワーさんが、まあそう言ってます。


 オーストラリア大学国立教授のガヴァン・マコーマックっていうこの彼も日本専門家なんですけれども、サンフランシスコ講和条約によって日本は実質的な外交と国防政策を失うことが許されないアメリカの信託統治領となったと。


 で、その後もアメリカによる日本の政令は終わっていないと。


 アメリカ政府は日本政府に対して日本に期待される役割はあれだこれだと指図してきたと。


 しかしこのような日本に対する国家主権の侵害に対して侮辱であると腹を立てる日本人は少ない。


 日本はアメリカに対して喜んで属国の役割を果たしてきた。


 国内では排外的なナショナリズムを降りかざす日本人は実際にはアメリカの国益に一体化し、アメリカに奉仕してきたのである、と。


 日本の政治家と官僚の荒廃ぶりは無残である、と。


 日本政府の政府高官の忠誠心は基本的にアメリカに向けられているとね。


 日本は形式的には独立した主権国会であるが、実際には日本の利益よりもアメリカの利益を優先する冷蔵庫の状態を選択してきた。


 日本がアメリカに従うべきだと主張する人たちが日本国内でナショナリストを受賞していると。


 まあこのように書いております。


 でまぁよくもここまで言ってくれたと思うんですけれども、本当のことですよねこれは。


 で、エピソードですけど、森という防衛事務次官ってなんかスキャンダルしちゃいます。


 彼が2003年に行ってることが日米同盟とは名ばかりであって実態などないと。


 実際にはアメリカが一方的に決めてきただけだと、そういうふうに守谷さんは言っておられます。


 これであとちょっと同じようなこと言ってるアメリカの国際政治家が 2人いますから紹介します。


 ブランドアイス大学の国際政治学者であるロバートは日米同盟は本当の意味での集団保障体制ではない。


 この関係はむしろアメリカによる帝国主義的な支配関係と呼ばれるべきであると。


 アメリカ軍が日本の軍事基地にどっしりと座り込んでいるから日本は真の国防政策を持てないようになっている。


 そして中国はこのようなアメリカの単位政策を歓迎していると。


 このようにロバートは述べています。


 ダートマス大学のマイク・マスタード教授、彼も国際政治学者ですけれどもアメリカ政府は日本を独立した普通の国にしたくないのだ、と。


 いつまでもアメリカは日本をアメリカの支配下に置いておきたいから日本が独立自立した軍人能力や自主的な核抑止力を持つことを妨害するのである、と。


 こういうふうにマイク・マスタード教授は言っております。


 まぁこれが要するにDouble containment(二重封じ込め)構造の実態であって、日本の左翼だけじゃなくて保守派の人もこういうことは面白いことにね、共産党だけはわかってるんですよ。


 これが本当で、ずっと前なんですけど共産党の赤旗の編集者と喋ってたら意見が合うんですよ。


 なんでこんなに意見が合うんだと思ったんですけれども、さすがやっぱり共産党はそこら辺をちゃんと見てて、要するにアメリカが占領を続けるためにやってるだけやと、ちゃんとわかってて感心したことがあります。

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