GoToトラベルキャンペーンの正体!

man walking on the road holding black luggage during sunset 未分類
Photo by Pixabay on Pexels.com

政府はどういう事業を展開していくべきなのか?

 政府はGoToトラベルキャンペーンを2020年8月から実施しました。

 これについてちょっと思うところを述べさせていただきたいと思います。

 国土交通省は令和2年度補正予算の1兆6794億円でGOTO豪華キャンペーンを示しておりますが、まぁその中で一番目立つのが Go Toトラベルです。

 国民が旅行に行った時に補助を出しますよということで、1人当たり1泊2万円とのことです。

 結構膨大な金額ですね。

 これがクーポン券としてもらえると言うことなので、すごいですね。

 このGo ToトラベルのほかにもGo Toイーツとか、Go To イベントですとか、Go To 商店街というようキャンペーンが同時に進行するということでしたね。

 どっか旅行へでも行ってみようかと、外食にでも行ってみようかと言うことで活性化されてくるということが期待されていたのかもしれません。

 その反面、批判的な側に立てばその実施の直前まで「外出や旅行は自粛してください」と、散々お願いしておきながら、今回また手の平を返すようにして、「実は自粛じゃなくてどんどん行動してください」というようにも見えるんですね。

 一体どっちなんだよッ!と言いたくなります。

 まぁそこは感染リスクという観点に立てば、何も変わってないようにも見えるので、ずいぶん節操がないなというふうにも感じます。

 その辺の Go Toキャンペーンというキャンペーンに対する直接的な賛否については両論あって当然かなと思うんですけれど、今日はそこはあまり話の中心にはしないでおこうかと思っています。

 そうではなくて、「日本の将来を考えたときに政府はどういう事業を展開していくべきなのか?」という観点からお話したいと思います。

 最初に結論を申し上げておきますと、要は政府は衰退する産業を救うようなことは止めろということです。

 これから伸びていく発展しそうなところを応援するという立場で政府は事業を推進していただきたいのです。

 政府が別に衰退産業を応援するときはそういう気持ちでこれをやってると私は思ってないんですけど、例えば先ほどの Go To キャンペーンの中に GoTo 商店街っていうのが含まれてますよね。

 この商店街っていう言葉からどういうイメージを受けるかというと、やっぱりこれもオワコン的な言葉だと思います。

 商店街ですからね、別にあのオンラインショッピングだけじゃなくて店舗に行って物を買うっていう機会はこれからもあるとは思うんですけど、だからといって多くの人がそういった行動を考えた時に、商店街という言葉を思い浮かべますかね。

 かなりちょっと違うんじゃないかなと思うんですよ。

 これまで別にこの繁栄詐欺だけじゃなくて、過去にいろんな危機があったんですけど、その度に政府がやってきたことは常に既存の産業、特に弱っている所を守ろうとする。

 そればっかりなんですよ。

 本当に必要なのは、これから発展しそうな産業をもっと伸ばしていくってことをやらなくちゃいけない。

 政府の政策は逆なんです。

 経済全体は成長しないんです。

 「もうダメだ」というところにいくら人工呼吸器を付けて生きながらしたって、そこは将来性っていう成長性というのはほとんどないんです。

 むしろ国民から見たら負担でしかないですよ。

 そういったところに力を入れるんじゃなくて、これから伸びていくところにもっとそこへリソースを注ぎ込んだらその伸びがもっと大きくなるわけです。

 雇用も増えるし賃金も伸びる、そうするとそれは国民全体にとってプラスなんですよ。

 だから政府は今回の武漢ウイルス騒ぎという大きな出来事があって、うまくいってるところもあるし、うまく行ってないところもある。

 むしろ、新しい分野を伸ばしていくというところに力を入れるべきだと思うんです。

 そうしないと新しい雇用も生まれないし、賃金も増えていかないじゃないですか。

 このように申し上げると、おそらく反論として、弱ってるところが倒産したら大変な失業者で溢れかえってもう収集がつかなくなるんじゃないか、とパニックだよ、恐慌だよということをおっしゃる方が多分いると思う。

 私はそうじゃないと思ってます。

 失業とかそういったサポートは今まで以上にやるべきだし、例えば失業保険なんて2年間出してもいいと思います。

 2年間の間位までもらってた給料より多く出してもいいと思います。

 その他、新しい仕事に向けてのトレーニングをやるんです。

 そして新しいこれから伸びていく産業に労働者を再配分していく、これが大事なことなんです。

 これは好景気な時はできないんです。

 好景気な時は人手不足になって別に今やってる仕事を辞める必要ないじゃないですか。

 そうするといつまでも労働力が固定化されて日本の将来の発展がなくなっていくんです。

 その時はいいかも知れないですけど将来がない。

 今回のようなこういう非常に厳しい状況になった時は、弱いところは労働力を抱えておけなくなります。

 そこで新しく必要になる産業に労働力を転換していかなくちゃいけない。

 これはいいチャンスなんです。

 日本っていうのは少子化で人手不足なんですよ。

 去年の暮れぐらいまでずーっと、人手不足で人がいないとコンビニエンスストアでも働いてくれる人がいないと困ってたんですね。

 こういうのは潜在的にそういう状況なんですよ。

 少子化の中で新しい人がどんどん増えてくるということはないんで、じゃあ何をやるかって言うと今働いている人たちの数が変わらないですね。

 その中でじゃあ誰がどういう仕事をするか、国の将来を考えたときに本来必要なところに人が回ってくるようにしなくちゃいけないんです。

 そこで本当はそうじゃなくてもうほとんどダメダメな事業になってるんだけれども、国が補助を出したり救済策を出したりして、いわゆる人工呼吸器を付けてずっと生きながらしていたら、すいません、生きながらせるっていうのはですね、人に対して言ってるんじゃなくて、その産業に対して言ってるわけです。

 そこで働いている方々はですね、そこでずっと抑えられちゃってて新しい分野に入ってこないでしょ。

 これが日本を不幸にしている大きな要因になっていると私は考えております。

 今ちょっと政府に対して注文をつけたんだけど、逆に今ー消費者の目線で見た時にも、我々ちょっと考え方を変えていかなくちゃいけないかなと思っています。

 それは、今まで色々な例えば生活を豊かにする楽しみ方っていうのがあったときに、それをずーっと固定的に続けていかなくちゃいけないっていうこともないんじゃないかなと思います。

 今ここでやり玉に挙がっているのは、例えば旅行とか外食だったとするじゃないですか。

 人生の楽しみってのは、私は本当はたくさんのいろんな種類があると思ってるんです。

 それを何か固定的にこれしかないとか、これができなきゃもう楽しくないとかって、そうじゃないと思いますね。

 そこはむしろ我々の方が頭を切り替えて、今回こういう感染リスクという問題があるわけだから、むしろ今でしかできない新しい楽しみを見つけていこうかっていう、そこを新しいものを作り出していく、見つけていくっていうそういう努力とか工夫はしていかなくちゃいけないなと思います。


 これは新しいものではないです。

 既存のものでけど超簡単趣味探しというサイトがあります、そこを見ますと100種類出てるんですね。

 これだけあるんですよ、たくさんいろんなこと、その中に旅行とか外食とかショッピングっていうのがあったのかもしれないです。

 私が申し上げたかったことは、弱者を切り捨てるとかそういうことじゃないんです。

 今政府が行っていることは、本当に何か助けているように見えるけど、ずっとそこで飼い殺しみたいな話になっちゃうと思うんですよね。

 そうではなくて、新しい分野をどんどん活躍できるように、むしろその弱者を強者にしていく、そういう政策をやっていかなくちゃいけないだろうっていうことを言ってるんです。

 じゃあ、具体的に何をするかというと、私はちょっと政府担当者じゃないんだけど何をやるにせよ、日本の住宅今のままじゃダメだと思いますよ。

 まあ狭すぎますわ、例えば「家で仕事してください」って言ったって、そんな部屋ないじゃないですか。

 だからそういう部屋をもし作ろうとした時に、そこは政府が補助金を出してくれる。

 そういう補助をするのもいいと思いますよね。

 あるいは、外のレストランに行けないと、そうすると家で何かホームパーティーみたいなことをやるよと、いうことになるじゃないですか。

 そうしたらケータリングとか、そういうサービスもどんどん出て来なくちゃいけない。

 やっぱりこれも家が今のままじゃとてもじゃないけど、人様を呼べるようなスペースないですよ。

 これもやっぱり考えていかなくちゃいけない。

 そんなこんなで、一つのキーになるのは「住宅事情」ですね。

 なんとかしなきゃいかんということでは、ここを刺激する政策が非常に重要だと私は思います。

 もっと根源的なところで日本人って言うのは、例えばのスクールカーストって話で言うと体育会系が特化しているんですね。

 何故っていうと、みんなが集まってワイワイやるのが一番いいという文化なんですよ。

 でもこれって今のこのまさに直面している問題から言うと、良くないことですよね。

 できるだけその過密を避けるって話言うと、そういった価値観に対しては本当は否定的なんですよ。

 だから我々は何が素晴らしいか、何を美しいかって思うというそういう価値観というのは、これから転換していかなくちゃいけない岐路に立たされているなって、私は思います。

 弱者救済というと非常に美しい響きがあるんですけども、弱者を弱者のままにしておくような弱者救済では意味がなくて、やっぱりこれから先を考えた収益力とか、そういったものをちゃんと見出だせるような分野に人々を導いていけるそういう政策が求められているんだろうなと、私は思っております。


Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました