世界の『フェイクニュース』を知る方法

メディア

ニュースの読み方を日本人は知らない

 日本人をだますのは簡単です。

 日本では学校でニュースの読み方を体系的に教えていません。

 だから日本人は、自分が目にしたニュースの裏をよく考えずに信じ込んでしまう人が多いのです。

 一方で、欧州では子供の頃からどうやってニュースの裏側を読み取るかを訓練させます。

 これらの国では他人のことは基本的に信用しないのが当たり前。

 他人は相手をだましても何ら悪びれず、だまされる方が悪いという感覚が根付いています。

 そういう社会ではどんなことを教えているのでしょうか?

 イギリスの場合は教育熱心な学校だと小学校一年生から「事実的」な文章やニュースを見たり読んだりする際には、以下のことに注意させよと教育されます。

・どんな媒体なのか?

・誰が運営していてお金の出所はどこか?

・媒体の政治的なポジションは何か?

・読者は誰か?

・何を目的とするか?

・何かを売り付けたい/政治的な意識を変えたい/宣伝したい/娯楽を提供したい

・誰が書いているか、作っているのか?

・製作者や筆者の実績や背景/支援者/協力者

・発表された日時

・なぜそのタイミングで出したか?

・関連する重要な事件は?

・自分自身の思い込み 等々

 これらはリテラシー(ネクストSFA)を持つために非常に大切な考え方です。

 たとえば訓練として、常に観ているテレビ番組や毎日のように読んでいる新聞の記事、ニュースを一つ拾ってみて、これらの評価の指標に当てはめてみてください。

 自分がいかにそのような情報の意図や裏側をいつも真剣に考えていないか、ということがよくわかるのではないでしょうか。

 ここ最近さらに話題になっているフェイクニュースですが、それを見分ける・疑いを持つためのコツを以下に紹介しておきましょう。

・以上に人気が有る(ページビューや「いいね」が多い)

・書いている人が匿名

・とにかく「!」が多い

・字が間違っている

・胡散臭い場所から配信されている(例:タックス・ヘヴンの国

・やたらと絵が多い

・写真や絵を他のサイトから盗んでいる

・典型的な陰謀論が満載(例:人工地震

・怪しい音楽が流れる

・アクセスカウンターが設置されている

・左から右へ流れるGIFアニメを設置

・なぜか仮想通貨を推している

・サラリーマンを非難してフリーランスを称賛

・「たった1日でなんちゃら」「たった10秒でなんちゃら」

・とりあえず意識が高い

・かなり空白が多い

・断捨離を必要以上に強く勧めている

・頻繁に白いシャツの人が出てくる

・超高価な製品をアゲアゲ

・浄水器、英会話教材、情報商材のアフィリエイトリンクが多い

「書いている人が匿名」というのは日本の大半の新聞に当てはまります。

 週刊誌やスポーツ新聞は実名なのに、なぜ大新聞は匿名なのでしょうか?

 フェイクニュースの見分け方に照らし合わせたら由々しきことですね。

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