インフレどころか深刻な食糧危機?
今、小麦(穀物)の価格が記録的に上がっているのは皆さんご存知だと思います。
原油価格なども上がっているんですが、「この秋以降に外食産業が壊滅する!」というようなショッキングな情報も出てきましたのでお伝えしようと思います。
というか、「インフレどころか、深刻な食糧危機が来るのではないか?」と言われていて、これ煽ってるわけじゃないんですけど、世界からみると日本は今、比較的穏やかな気候になっているじゃあないですか。
ところが今現在、世界では物凄い天変異変的な異常気象が続いているんです。
日本じゃ今、食品の価格が上がったなーって感じはありますが、食糧危機までは考えられないんじゃあないですか?
ところが、この秋ぐらいから徐々にその食糧危機が顕著になってくる可能性があると言われています。
そこで、このブログで最新の情報をお届けしていこうと思います。
これを知ったら皆さん「これかなりヤバイな!」と思うかもしれません。
事実に逆らわず冷静な目で現実を見て、これから来るであろう食糧危機の対策にしていただけるブログにれば幸いです。
「小麦が一気に無くなり」外食産業は壊滅する?
まずはですね、こちら大変ですよ。
家系ラーメンが作れなくなるらしいんです。
鶏油(チーユ)という脂が不足しているらしいんです。
というのも、最近鳥インフルエンザが流行りまして、そういう影響もあるかもしれないんですね。
油大盛りというチョイスが出来なくなったらしいんですね。
これ家系ラーメンが大好きな人にとっては、すごく関係ある話なんですけど、それ以外の人には関係ないんですけどね。
まあでも、ラーメンが1杯1000円台っていうのも定着しそうですね。
思いっきり原材料の小麦粉を使いますしね。
こうなるともう、庶民の食べ物じゃあなくなってきます。
今のニューヨークでも、一杯のラーメン食べたら多分日本円でいうと、2,000円くらいすると思いますよ。(出典:海外進出応援マガジンより)
インフレによる値上げどころか食糧危機になる
このように家系ラーメンも大変ですが、実は、世界的に大変なことが起こっているのです。
CNN が報じていますが、インドを襲う記録的な熱波、122年ぶりの猛暑だそうです。
どうなっているかと言いますと、場所にもよるんですが、何と49度とかになっている地域があるらしいんです。
そのため今インドでは、小麦の輸出を停止しました。
今、ロシアとウクライナは戦闘中ですが、ウクライナは小麦の一大産地なので、そこの小麦がうまいこと作付できなかったりとかしてできないそうです。
ロシアは逆にすごく採れているんですが、敵国認定してるところには輸出しないということなんですね。
その代わりとしてインドが有力視されてたんですよ。
大豊作が予想されていたんですが、この熱波でもうそれが無くなったということですね。
さらに、お隣のパキスタンが、もう50度いっているらしいんですよ。
この地域の農作物が全然育たなくなっているという風になっちゃっています。
アメリカもカナダも「エラいこと」になっています。
小麦の生産地の天候の状況が、過去最悪です。
例えば、コロラド州にあるところなんですけど、もうここは山岳地帯というか、かなり険しいところとも言えるんですけれども、農作物ももちろん作ってます。
そこのニード湖というところなんですが、ここでは水力発電をしているんです。
これが2020年のニード湖の水位、2021年は干ばつでもっと水位が下がってましたと、現在ものすごい事になっていて発電ができないくらいなんです。
この発電でその流域の人たちが電気を賄っているんですが、500万人の方に影響が出るというような状態なんです。
しかも、去年よりも一昨年よりもひどい干ばつになっているということなんですね。
カナダでも同じことが起きてます。
逆に、アメリカの北部にあたるコロラド州では、過度の降雨によりベーグルやピザの製造に使用される春小麦の植え付けが難しくなっています。
昨年のこの時期だったら、既に60%ほど植えられてたんですが、今は8%しか植えられていないんです。
この北米とカナダは近いんですけれども、カナダも同じような状態になってしまっているということで、カナダの小麦も種撒(タネマ)けていない。
雨が降らないところと降るところが極端になってしまって、農家は今乾きすぎている畑と、そして、濡れすぎている畑と格闘していると言われています。
世界の小麦供給在庫 10週間分しか残ってない!
そして、オーストラリアでも農作物を作っているわけですが、この時期洪水が起こっています。
クイーンズランド州( 出典: ウィキペディア )の一部ではものすごい洪水になってしまって「 2、3日で3〜4カ月分の雨が降った!」と、一気に降ったということです。
農作物は日本が輸入している小麦の中でオーストラリア産は17%なんですよ。
自国で作って14%くらい、それ以上にオーストラリアから買っているんですが、そこに影響が出てくるということですね。
今のところクイーンズランド州だけなんでオーストラリア全体じゃないんですけれども、やはり影響が出てくるということですね。
小麦といえばパンもそうだし、蕎麦とか天ぷら粉とか、ありとあらゆるものに使われていますからね。
本当に日本の食にものすごく影響が出てくると思いますね。
そんな中ブラジルでは、逆に史上最低気温になっています。
今秋なんですけど南半球ですけれども、もう雪降ってるんですよ。
普段はそういう地方じゃないところに、いきなり雪降ってしまい、それが原因で亡くなってしまう人も出ています。
ツイッターとか見たら本当に雪が降ってると、今まさに雪が降っているっていうのが映像で挙げられていたりします。
アルゼンチン・ウルグアイ・ボリビアも影響が出ているということです。
周辺国ですけれどもアルゼンチンも大豆と小麦の生産国なんで、ここらへんに影響が出てくるということです。
日本は小麦の24%ということは76%海外からの輸入に頼っているわけですよ。
だからそこからどんだけ入手できなくなるかということになっているわけですよね。
なんかかなり大きな問題になってくると思います。
外食産業なんか小麦で保っているところがかなり在りますよね。
まず、pizazz屋さんなんかやっていけないですよね。
将来たこ焼きも食べれなくなるかもしれませんね。
でも、ほんと手に入らないっていうことですよね。
手に入れようとしたら中国が一気にお金出して買われてしまったら、もう無理ですからね。
これはですね、最近穀物などの輸出を禁止・停止した国ということなんですが、ウクライナ・ロシアは小麦・大麦・トウモロコシ、全ての穀物です。
アルゼンチンが大豆の輸出の停止をしました。
トルコは穀物と食物油を停止しました。
ベラルーシは小麦を停止しました。
ハンガリーは全穀物です。
中国の冬小麦の収穫が史上最悪になるので出さないというふうに言われています。
中国は去年豪雨に見舞われていましたよね。
中国の小麦の作付面積の3分の1遅れたということでこういう結果になってるらしいです。
ハンガリーに関しては、トウモロコシで言うと166カ国中17位ということで小麦の生産によると124カ国中26位、割と大きな食料の輸出国だったわけですけど、そういうところが無期限の穀物輸出禁止ということになっています。

価格高騰で主食の小麦が3倍になってしまった
上記の表は『 小麦生産国トップ10 』ですが、一番多いのは中国とインドですね。
ロシアはダメで EUは分からないですけれども、オーストラリアは影響出そう、カナダもダメ、アメリカもダメ、アルゼンチンも輸出禁止してきてます。
小麦はまだ出るかもしれないですけれどもアルゼンチンなんかは、ほとんど中国が買うそうです。
ウクライナも出てこないと思うんで、インドも熱波でおかしくなっている。
カザフスタン・トルコということになるんですけれども、どっからも中々入手するのが難しそうになってきているということなんですね。
イランでは、デモが起こっています。
なぜかというと、主食の小麦が3倍になってしまったと、価格が高騰してしまったということですね。
日本ではあまりこのようなことは報道されません。
みんな分かってないんですけども諸外国・中東でも、もう高騰しているようです。
南米でも、上がってきてるみたいですね。
これらは主食なんで、日本人で言うとお米が3倍に上がっているようなものです。
これが原因で、いろんな都市でデモが行われたんですけれども、いろんなところに放火したりして、ちょっと暴徒化した人とか居たりして22人が捕まったということなんです。
今も続いているようだったら、もしかするともっと捕まっているかもしれないですね。
世界は小麦供給在庫が10週間分しか残っていない
最近、世界的な食糧専門家が国連安全保障理事会で食糧のことも話し合われています。
米ロが応酬したという記事があるんですけれども、ここで専門家が「世界には小麦の供給在庫が10週間分しか残っていない」と発言しています。
他の記事では、90日分、世界の小麦の在庫が90日分しかないというような話、あれは3ヶ月分っていう事だったんですけれども、10週間分しか残っていないとここでは言われています。
発表の都度、違う専門家が10週間分といい、段々ちょっと減っているってことですよね。
3カ月で12週なんで、それよりもちょっと無いよという方も出てきています。
なので、国連は対応しなければいけないということを、この方言ったらしいんですけれども、まぁちょっとどうなるか分からないんですね。
国連事務総長が食糧危機に警鐘を鳴らすというような記事なんですけれども、食料価格指数の推移(下記の表)を見てみましょう。

第一次オイルショック以上高騰
2022年は、ものすごく上がっていますね。
これは2006年と2007年なんですけれども、こちらも上がってました。
第一次オイルショックっていうのが1900年、1970年代あったんですけれどもその時よりもう急激な加速度で上がってるということです。
『このままどんどん上がっていくかもしれない』っていうことがわかっています。
食糧価格は今からどんどん上がっていくことは大体予想がつくということになっているんですね。
イギリスのリスク管理コンサルティング会社の幹部が言っているのは「中所得国で暴動のリスク上昇」ということで、食用不足が原因で暴動が起こると言われています。
アルゼンチン・チェニジア・パキスタン・フィリピンなどが、今年の後半にも暴動が起こるのではという風に分析されているということです。
これらの国はどういう国かというと「食料とエネルギーの輸入比率が高い国」ということです。
まさに日本なんですけどね。
でも、日本人はおとなしいので、暴動は起こらないんじゃないかという風な感じなのかもしれません。
まだもうちょっと余裕があるよっていう感じなんかもしれないですね。
アルゼンチン・チェニジアとかそういう国は、もうすぐにでも暴動が起こるのではないかと思われています。
また、アフリカも結構ロシアの支援に頼っているので、小麦などが入って来なくなったら、紛争が起こるのではと思われています。
今年後半とか世界中で紛争が結構加速していく、そんな可能性も全然あるという事です。
いろいろなところで暴動が起こるのではないかという風に言われています。
既に有るものが運ばれて来ないとかだったら、まだ救いはあるじゃないですか。
後からでも運べばいいことですから。
でも、作付してません、できていませんって云われたら、どうしようもないですね。
ですのでこれは、何も煽っているというか焦らせているわけではありません。
できる方は今からでも食料の準備をするべきです。
食料が手に入りにくいような状況になる前に、例えば、缶詰買うとか備蓄を半年分ぐらいやっていけるような状態を作っておいたほうがいいんじゃないかと思います。
ラニーニャ現象が続いている
これらの異常気象・天変地異がなぜ各地で起こっているのかというと「ラニーニャ現象っていうのが続いているからだ」と言われているんですよ。(出典:『天気専門』ウェザーマップより)
とはいえ、ラニーニャ現象の影響かどうかもよく分かっていないんですが、ラニーニャ現象になると何かおかしくなるって言うことなんです。
因果関係も「風が吹けば桶屋が儲かる」(出典:今日の動画より)みたいな感じになるんで、「バタフライ効果」(出典:今日の動画より)みたいな、何が起こるか分からないんですけれど、とりあえず赤道直下辺りの海水温が下がり、通常とは異なることにより天候の異変などが起こっているので、それによっていろんな気流や海流が変わって、地球のいろんなところの異常気象を引き起こしたりとか、引き起こさなかったりとか、いつもと違う状況になってしまうというのがあるらしいですね。
ラニーニャ現象はだいぶ続いているらしいんですね。
アメリカでは、6月までこれ終わらない可能性が出てきたという風に専門機関が通告しています。
つまり、長ければ長いほど自然環境に与える影響が大きくなるということです。
だからあと1か月ぐらい、この現象は終わらない。
そしてその影響はまだもっと後に引き伸ばされていくということになっていくわけですね。
まあこれは干ばつとか雨とかが、もし地球の自然な流れでラニーニャ現象が起こってたら仕方のない事で私たちはその地球に住んでるわけですから。
22年前の2000年にも、ラニーニャ現象が起っています。
二年間続いたということなんですが、この時何があったかというと東日本から北日本にかけて猛暑と暖秋になっています。
そして中国では干ばつが起き、インドネシアですっごい雨が降った。
おまけに欧州では寒波が起こっています。
このように淡々と語っただけでは、実際のエグいことが起こっていたことに気が付きにくいですね。
もう地球的な規模で気候変動が起こっちゃってるので、まあこれは自分で皆さんが調べて見て、これはやばいなっていう現象を感じるはずなんで、そしたらもうちょっと準備もはかどるんじゃないかなと思いますね。
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